お家の外観で目立つ部分はやはり外壁と屋根でしょうか。でも基礎部分も意外と目につきます。
屋根や外壁がキレイになっても、基礎が汚れたままだと全体が締まらないんですね。
「基礎も塗装が必要？」「外壁と同じ塗料でいいの？」そんな疑問がある方、ぜひお読みいただき参考にしてください！
まず初めに基礎はどうして必要だと思いますか？
ご存知の方が多いかと思いますが、基礎はお家全体の重み全てを支える役割を持っています。
建物自体の荷重の他、地震や風などによりかかる力を地盤に伝えるための物なんですね。とても重要です！
それに加えて、地面の湿気などから建物を守る役目も持っているんですよ。
もし基礎がなかったり劣化・破損したりしている状態だと・・・
重みを支えるものがなくなり、地面の揺れが外壁に直接伝わってしまい、湿気で骨組みの木材が腐ったりします。
ですからお家を長く保つためには、基礎も良い状態を長く保たなければなりません。
では基礎を塗装することにどんなメリットがあるのでしょうか？
・基礎の吸水性を抑える ・基礎の防水性を高める
・外観美観性が高まる ・カビやコケの発生を抑える
基礎に使われているのはコンクリート・セメント・モルタルが一般的です。
コンクリートやセメント等は、素材それ自体に防水性がなく吸水性の高い素材です。
水分が染み込み蓄積することによって基礎自体の強度も徐々に低下していき、ひび割れが起こってしまいます。
モルタル等は水を含んだ状態で気温の変化があると、乾燥&収縮を何度も繰り返しており、結果ひび割れが起こるわけです。
そのひび割れ部分から水が浸入すると、中の鉄筋が腐食して錆びてしまいますよね？
また、コンクリートが中性化することでも中の鉄筋が腐食して膨張・・・表面のひびや割れに繋がるんです。
それらを塗装で防ぐのが一番の目的ですね。またカビ等の発生を抑え、色が付く事によりキレイな外観になりますよ。
外壁などを塗る場合と同じ塗料なの？専用の塗料があるの？ 一般の方だとわからないと思います。
悪徳業者には面倒くさがって外壁と同じ種類の塗料で色が合う在庫があれば使う事もあるようですが・・・
基礎専用塗料もありますし、専用塗料でなくても基礎の塗装に適した塗料が多くあります。
水性系・溶剤系、浸透系、弾性力のあるもの、透湿性が優れているもの・・・色々あるので、工事の際に業者さんと相談してみてください。
また、撥水効果の高い材料もあり、コンクリートやモルタル・タイルなどに浸透させて撥水力を高めることでキレイな状態を維持できます。
これだけでは色は付きませんので、新築時や全面補修した際の仕上げとして使うのが良いと個人的には思います。
中には「基礎の塗装した感じが嫌だ！」という人も少なからずいらっしゃると思いますしね。
最後に塗装をする際の作業工程について。
基礎の状況によっては多少変わる事もありますが、基本はどこもだいたい同じだと思います。
① 高圧洗浄(外壁の洗浄時に一緒に行う場合もあります)
② 下地処理(洗浄で落ちきらなかったカビ・コケを除去、ひび埋めや破損部の補修など)
③ 養生(乾燥した後、基礎周辺や地面などを汚さないように養生します)
④ 塗装(適した塗料をたっぷり使って、しっかり塗装します。)
⑤ 養生撤去・清掃(養生を撤去し周辺の清掃。地面を掘った場合は乾燥次第元に戻します。)
屋根や外壁と同じくらい基礎も大切ですから、できれば一緒に塗装するのがオススメです！
当店では外壁塗装をされるお客様には、基礎とホームタンクを無料サービスで塗装させていただいています。
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ここまでお読みいただき、誠にありがとうございました！