コーキングが切れている・劣化している

そんなお悩みをお持ちの方へ!

 

 

     お家にとってコーキングは大切な部分の一つ。外壁のコーキングの切れや劣化が気になってきていませんか?

     コーキングはそもそもどういう役割を持っているのか? コーキングが痛むことでどんな悪影響が出るのか?

     そんな気になるコーキングのあれこれについて少しお話します。ぜひお読みください!

 

     「そもそもコーキングってなんなの??」

     一般的に皆さんがコーキングと呼んでいるもの。あなたのお家のどんな所に使われているでしょうか?

     サイディング目地・サッシ周り・外壁と軒天の取り合い・屋根の釘頭・キッチンパネル目地・・・などがパッと思いつく箇所でしょうか。

     実はそれ以外にも住宅にはコーキング(シーリング)処理をしている部分はたくさんあります!

     例えば基礎の上に乗っている土台。この土台と基礎の取り合いを外周ぐるっと、シリコンコーキングを打っている事も多くあります。

     骨組みが出来上がり外壁下地の合板やボードを張った後に、サッシを取り付ける際にもツバにシリコンを打っていますね。

     換気口や防水コンセントを取り付ける際も内側にコーキングをしていますし、電気のメーターボックス周りにも打っている業者もあります。

     後は屋根を葺く時も、ジョイント部分の両端を加工しコーキングを打ってから次の屋根を葺いていきます。 

     ざっと説明しただけでも、家全体となると結構な数のコーキング処理が行われているのがわかりますね。

       ちなみに・・・シーリング材とコーキング材は厳密には異なるもののようですが、現在では建築業界でもほぼ同じ意味で使われています。

       ですので、皆さんもシーリングとコーキングは同じものと考えて大丈夫です。

 

     ではそれぞれ全てが同じコーキングと言えるのでしょうか? 答えは「NO」です。

     一口にコーキングと言ってもコーキング材には種類が色々あるんです。

     近年ではホームセンターも品揃えが豊富になったので知っている方もいるかと思いますが、

     住宅で主に使われている代表的なものでも「ウレタン」「変性シリコン」「シリコン」の3種類があります。

     その他の工事によっては他の種類を使う事もあるでしょうが、住宅に関しては基本この3種だと思います。

     ただ、住宅でも他に「アクリル」や「油性系」のコーキングを使う場合もあります。

  

     【ウレタン】

       主にコンクリート・金属・木材などに適したタイプです。弾力性を保ち耐久性も高いです。

       紫外線に弱いので外壁などの外観箇所には向いていないと言われますが、

       使っている業者もあるので上から塗装をすれば外壁に使えない訳ではありません。

       また、ホコリが吸いついてしまう性質があるので使用箇所には注意が必要です。

 

     【変成シリコン】

       外観箇所・サイディング目地・屋根などの金属など多目的に使う事ができます。

       耐候性が高いので板金屋さんが屋根に使うのはこのタイプが一番多いのではないでしょうか?

       10年ほどの耐久性があり、塗装の前後に関わらず使用でき、乾きも早いと思います。

  

     【シリコン】

       ボンドシリコンコークも含めて、大工さんや設備屋さん電気屋さんなど幅広く使われているのがこのタイプでしょうか。

       乾きがとても早いので使い易いのか、ご自分で外壁の補修をしている方はこれを使っているのをよく見かけます。

       住宅内の窓周りやキッチンパネル目地、洗面台と壁の取り合いなどによく使われます。

       しかし上に塗装をしても塗料を弾いてしまうため、基本的に外観箇所にはあまり使いません。

  

     簡単な説明でしたが、それぞれの違いはお分かりいただけましたか?

     【シリコン】に関してはDIY感覚で外壁に使われると、僕たち塗装屋は結構困ってしまいます・・・。

     そのままでは塗装できないし、撤去しようにも薄く残ってしまうので撤去が大変です。

     値段の高い2液型の専用プライマーを塗れば塗料も喰いつきますが、他のコーキングと比べて密着度は低いでしょう。

 

     「コーキングに異常があるとどうなるの?」

    次にコーキングが切れていたり劣化していたりするとどうなってしまうのか? それを解説していきます!

     コーキングは主に雨や風からお家を守るためのものです。屋根ですと雨漏り防止やジョイント部を強くするため。

     外壁ですと目地やサッシ周りから雨などが侵入しないようにするためにあるんです。

     ですからコーキングに異常があると、下地に水が回ったり家の内部にまで浸透してくる可能性もあります!

     そうなってくると、肝心要である柱が腐ったり断熱材痛みも激しくなるので、大規模な改修が必要になってしまいます!

     つまりコーキングを万全の状態に保つ事は、お家全体の長寿命化・メンテナンス費の低下に繋がるんですね。

 

     「コーキング打ち替え工事の注意点」

     この記事をお読みになりコーキング工事をお考えになる方もおられるかもしれませんが、業者選びは慎重に行ってください!

     近年問題になっている悪徳業者というのは、どんな地域でも少なからず一定数存在するでしょう。

     会社の規模や株式・個人の違いはさほど重要ではありません。丁寧にしっかりした仕事をしてくれる業者を選んでください。

     例を挙げますと、必要以上にバックアップ材を使いコーキング材をケチった結果、コーキングの厚みが極端に薄かったり・・・

     サイディングの接着面にしっかりプライマーを塗らない・・・なんて事が起こる可能性があるんですね。

     コーキングは基本2面接着ですので両脇のサイディング部分にプライマーを塗るのですが、正面のジョイナーに塗ってしまう人もいます。

     そうすると3面接着になりサイディングの動きに追従できず、切れたり剥がれたりしてしまうわけです。

     仕上がりが良いのはもちろんの事、普通のお客さんが気付かない所で手を抜く業者には注意ですよ!

 

     「最後に」

     僕はお客さんが自分でできる範囲であれば自分でやるのが一番だと思っています。ご自分のお家ですからね。

     しかし実際はご自分で全てをやるのは難しいでしょう。足場も掛けないとなりませんし時間もかかります。やはりプロとは差が出てしまいます。

     ですから塗装屋さんや防水屋さん、シーリング屋さんに依頼される場合がほとんどだと思います。

     金額は業者によってメーター単価が違うのではっきりした事は言えませんが、塗装屋さんですとあまり利益が出る仕事ではありません。

     なので一緒に塗装工事も進められる事も多いかと思います。その際はよく相談し合って決めてくださいね。

     当店はお客様本位の考えでお仕事をさせていただくので、利益が少ない工事でも真心を込めて施工させていただきます。

     また、無理に塗替えを進めるような事もありません。工事をお考えの際は小林塗装を思い出していただければ幸いです。

     当店にご相談くださる方はコチラからどうぞ!

 

     ここまでお読みいただき、誠にありがとうございました!

     

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