DIYエイジング塗装① 

 

こんにちは!

今回のDIY講座は『DIYエイジング塗装①』です。

 

ここ数年でDIYでのエイジング塗装が話題になっていますね。

 

「非金属を金属のように仕上げる」

「金属が錆びている感じに仕上げる」

「木部をアンティーク調に仕上げる」

などなど・・・

 

今回は木製の踏み台(みたいな物)をエイジング塗装で 古ぼけた感じにしてみたいと思います!

DIYで手軽にできるように少し省いている作業もありますが、

すぐに塗装が剥げてしまったりはしないのでご安心を!

 

さて、今回古ぼけた感じになってしまうのはコチラ↓

 

数年前にホームセンターで購入したラック?踏み台?です。

これをなんとかアンティークっぽく仕上げてみましょう! 

 

まずは木部の研磨、ペーパーで肌を整えます。

木目に沿って全体を研磨していきましょう。

(今回は肌がキレイに仕上がっているものを購入していたので、この作業はしていません)

 

あまり細かい番数で研磨してしまうと塗料の吸い込みが弱くなってしまうので、

#180~#240くらいで抑えるといいと思います。

角などはやり過ぎないように注意!面の形状が変わってしまいます!

 

研磨が終わったらゴミ・ホコリと掃除して、いよいよ1回目の色を付けます!

オススメは「ガードラックアクア」という塗料です。

木材着色と防腐などの保護を行える上、水性なので人体にも優しく扱い易いですよ!

 

しかし・・・今回は在庫がなかったので、何か余っている材料を~と探したところ、

「オスモカラー(外装用)」が少し余っていたので、これを使う事にしました。

「ガードラック」と方向性は一緒なので代用できるでしょう。

今回は「オスモカラー(色:パイン)」を下地に使っていきます!

 

 (注)オスモカラーの取り扱い方

まずは缶や取り分けたビンを温めて塗料を緩くします。(湯煎やヒーターで温める)

次に塗料をよく混ぜてください。(底の方もしっかりと混ぜましょう)

塗り方は、少量を刷毛につけ塗装面を擦るように馴染ませながら塗ります。

塗り終えたら乾燥を待ちウエス等で拭き取りますが、かなり時間を置いてもベタつくので汚れないように注意!

 

オスモやガードラックを外部に使う場合、刷毛は豚毛などの少し硬め・コシがある方がオススメ。

柔らかい毛質の刷毛だと、すぐにボサボサになってしまい塗り難いと思います。

・・・と言っても、昨年の夏にオスモパインで塗装しているので、今回はそのまま次の工程へ。

 

う~ん、すでに少し古ぼけていますね・・・笑

まぁ冬場も屋外に放置していたので、こんなものでしょうか?

写真ではわかり難いですが、塗料自体はちゃんと残っています。

オスモは拭き取る事で木目を出す事ができるので、これだけでも良い感じですね。

 

しかしこの状態で野ざらしの状態を続けると 傷みが酷くなってしまう気がするので、

やはり表面色を塗り保護するのが妥当だと言えます。

未塗装の状態から始める場合は、2回目の塗り方を参考に1回塗ってみてください!

手順としては、木目に沿ってペーパーで研磨、その後木目に沿って塗料を塗り

オスモの場合は時間を置いて拭き取ってください。拭き取らないといつまでもベタつきます!

ガードラックアクアを使用する場合は拭き取りません。そのまま乾燥させてください。

 

 

 

・・・さて、1回目の作業を完了して2回目の塗装を始めていきましょう!!

 

2回目の材料。今回は余っていた分なのでビンに詰め替えています。

  

オスモにしろガードラックにしろ新規で購入した際は缶に入っているので、

必要な分だけ下げ缶などに取り分けて使ってください。今回はビンのまま。

 

2回目に塗る色は、同じく少し余っている「オスモカラー(色:スカンジナビアレッド)」を使います。

スカンジナビアレッドは少しピンク寄りの割と鮮やかな赤色です。

 

今回のような木材をエイジングする場合、下地色(1回目)は濃い色で塗るのが良いです。

例:黒・青・濃いブラウンなど

 

逆に表面色(2回目)は薄い色や鮮やかな色だと良いでしょう。

その方が色の対比が目立ち、見た目にもオシャレです!

例:白・黄色系・薄いベージュなど

 

 

 さて、1回目の色を乾燥し拭き取って、充分に乾燥させたら2回目の色を塗っていきます!

1回目の乾燥時間目安は、大体塗った日の翌朝くらいまで待てば問題ないでしょう。

2回目を塗る前に部分的に粗いペーパーで研磨すると、色の濃さが変わり良い感じになりそうですね。

   

    ↑長いヘラなどでよく撹拌します。    ↑下にはシートや新聞紙を敷いて作業しましょう。

どんどん塗り進めていきます。塗り難い部分は目地刷毛などを使用して丁寧に。

       

 

皆さんがご家庭でやる時は仕事ではないので、面倒な人は裏側を残してもいいでしょう。

  でも木材保護の事を考えると、脚の底や裏側も一度は塗るのをオススメします。

 

 

こんな感じになりました!

   

 

木材に表面色が染み込み過ぎると後の作業が大変なので、30分程してすぐに拭き取りました。

 

全体的に拭き取り。狭い部分や入隅は「皮スキ」などを使って拭き取ります。

木を傷つけないように、皮スキをウエスで覆って軽く拭いていきます。力を入れすぎると傷がついてしまうので注意!

       

裏側や隙間なども忘れずに!

   

拭き終わり

 

 これだけだと、ただ色を2回塗ってキレイになっただけなので・・・

もちろんこれで終わりじゃないですよ!

 

ここからもう少し手を加えてみましょう。

 

まずは1日ほど乾燥させた後 サンドペーパーでやワイヤーブラシで部分的に研磨していきます!

この作業は個人のセンスの問題なので 上手い下手はないと思いますが、

実際に時間が経ったらどんな風になるのか?

これをイメージしながら強弱をつけて研磨しましょう。

 ペーパーは#240・#320・#400くらいの種類を使いわけてみて下さい。

#180などの粗いペーパーを使うと傷が付き塗装が弱まってしまうので注意です!

ワイヤーブラシを使う際はあまり力を入れると木が傷むので、軽く少しづつ擦っていきましょう。

   

       

 

満足するまで研磨し終えたら、最後にゴミを掃いて完成!

 

 

 

↓ 1日置いて完成した状態 ↓ 

       

写真だとわかり難いかもしれませんが、古ぼけて傷んだ感じになりました。

表面色を研磨する事で下地色が滲むように浮き出ています。

全体的な赤味の中に茶色が所々出ています。赤一色よりも味のある仕上がりになりました!

 

もっと2色がはっきり違う色だと、鮮やかな感じに仕上がると思いますが

色や材料が違っても手順としては同じなので参考にしてみてください。

ただ、このやり方の場合 オスモよりもガードラックアクアの方が上手くいくと思います。

また、このやり方が全てではありませんので、自分なりのやり方や他サイト様も参考にしてみてください!

 

金属っぽく仕上げたり錆びているように仕上げる場合は、

材料もやり方も変わりますので いずれご紹介していきたいと思います。

 

 今回はこれで終了です。

今回の内容を補足できるような仕事や情報があれば追記いたします。

質問などありましたらトップページのお問い合わせからお願いします!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!!

 

 

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